薪の熱量

薪は、ガスや電気など他のエネルギーと比較しても、クリーンで非常に大きなエネルギー源です。このエネルギーが、どんな性質を持っているのか、またどんな点に注意すれば有効にその熱量を活用することができるのかを考えてみましょう。

1kg の薪(水分が含まれない)の熱量は、4,600kcal = 5.35kW/h(詳しくは消防法火災予防条例準則についての各論第2編第5表を参照)ですが、ここでは安全幅を見て、4,472 kcal = 5.2kW/h として計算します。

実際には、薪には水分が含まれていますので、その含水率を 25% とすると、熱量を発生する部分は1kg の75%(750g)となり、この熱量は 3,354 kcal(3.9 kW/h)。

したがって、1kg の薪を暖炉の炉内で燃焼すると、理想的には 3.9kW/h の有効熱量が発生することになります(有効熱量比は 75%)。

ところが、暖炉でこの熱量をすべて暖房熱として使用することはできません。発生した熱の一部は、煙を排出するために屋外に排出されます。さらに、燃え残って微粒子としても排出されます。

この熱ロスの割合は、暖炉の性能によっても異なりますが、一般的には有効熱量の 25% です。ヨツールの暖房効率(燃焼効率)は、この有効熱量に占める暖房熱量の割合を指します。

薪の熱量